北風小僧の本で得た得する知識

日々の日常体験を元に記事を書いて行こうと思います。読書レビューも更新していきます!

市場価値の高め方

この記事の目次

 

市場価値の高め3つの方法

 

年々世界の経済状況も大きく変わり、昨日までの常識が今日通用しない世の中になりつつあります。

 

ユニクロTSUTAYAに行った時に、昨日まで店員さんがレジ打ってたのに、急に自動精算機に置き換わっていました。

ああ、おれの仕事も将来こうやって機械にとられていってしまうのか…。

 

そんな不安を取り除くために、紹介したいのが、どんな時代になっても通用する市場価値の高い人材のなり方を紹介していきます。

 

下記内容は松本利明さんの書いた本から抜粋しており、非常に有効的な方法です。

 

 

ちなみに松本利明さんとは…

 

外資系大手コンサルティング会社であるPwC、マーサー、アクセンチュアなどのプリンシパル(部長級)を経て現職。国内外の大企業から中堅企業まで600社以上の働き方と人事の改革に従事。5万人以上のリストラと6500人を超える次世代リーダーの選抜や育成を行った「人の目利き」。人の持ち味に沿った採用・配置を行うことで人材の育成のスピードと確度を2倍以上にするタレント・マネジメントのノウハウが定評。最近は企業向けのコンサルティングに加え、「誰もが、自分らしく、活躍できる世の中」に近づけるため、自分の持ち味を活かしたキャリアの組み立て方を学生、ワーママ、若手からベテランのビジネスパーソンに教え、個別のアドバイスを5000名以上、ライフワークとして提供し、好評を得ている。

 

このように一言で言うとキャリア形成のプロですね!

 

この内容を読めば、激しい変化の時代においても淘汰されずに生存競争に勝っていけるノウハウが学べます!

 

では、早速一つ目から!

 

①業界で人気が1番格差のある職種を2つ経験する

 

これは私自身も衝撃を受けました。

その考え方があったかと。

 

これまでは基本的に花形部署で理想的なキャリアを描き、経験を積んだ方がいいと思っていましたが、キャリアのプロから見るとそうではないんですね。

 

確かに恵まれた環境で経験を積む。

この行為自体は必須になってくるんですが、それだけだと不十分だと著者は言います。

 

あえて、困っている部署を経験することによって、より貴重な人材になれるんですね。

 

王道の職種で一定の成果を収める

 

まずはその業界の王道と言われる職種で経験を積み、一定の成果を収められるように努力します。

 

とその前に王道の職種につけないから困っているんだよって声が聞こえてきそうですが、その通りだと思います。

 

私自身も配属は第一希望ではなかったですし、花形部署に行きたいなとは思います。

 

ですが、まずは自分の場で着実に結果を出し、自分の意思を通せるくらいの仕事をすることが最優先ですね。

 

横にスライド

 

そして、一つの職種、職場である程度結果が出せるようになったら横にスライドしていきます。

 

横にスライドとは、職種を変えたり、部署を異動したりすることです。

 

せっかく慣れて結果が出せるようになってきた職場を離れるのは勿体ない気もしますが、将来を見据え、企業に飼い慣らされないように、思い切って行動しましょう。

 

業界で1番困っている業界へ異動

 

では次に気になってるくるのがどの部署に異動するかと言うことです。

 

結論から言ってしまうとその業界で1番困っている部署です。

多くの人は困っている部署を避けがちにキャリアを選んでしまいますが、発想の逆転から言うと、あえてこの1番困っている部署に入ると言うのは貴重な経験になります。

 

例えばIT業界で言うと、人材の確保が難しいので人事の部門に移動するのです。

 

そこでこれまでの人事とは違い現場を経験してきた視点から、新たな方法を提案することができればあなたの市場価値はぐっと高まります。

 

金に困っている部署で、逆境をはねのけ、現状を変えていく能力が強靭なキャリアを作っていく上で必要になるのです。

 

②3年に1度自分の仕事を意図的に変化させる

 

人は慣れ親しんだ仕事をなかなか帰ろうとしません。

それは恒常性維持と言う脳の力が働きます。

恒常性維持とは普段と違う行動をとる事は生存上不利になるので、自分を守るために変化を嫌うと言う脳の働きです。

 

しかし現代の社会では、社会があまりにも激しく変化を遂げるため、むしろこの恒常性維持と言う脳の力は弊害になってきます

現代の社会を生き抜いていく上では、自分を変化させないことよりも新たな物事に挑戦しどんどんと吸収して変わり続ける能力が求められています。

昨日までのスキルはあっという間に陳腐化し他のものに取って代わられます。

だからこそ新しい学びを得る能力が必要になってくるのです。

 

だからこそ1つの職場でスペシャリストを目指すよりも、いろんな経験を積み大志を持っていろんな仕事にチャレンジしていくことが効果的であるといえます。

 

 

基本的に3年で職種の専門家として、キャリアを高め広める視点を持つ

 

1つの仕事を考えるスパンとして、3年と言う期間を見てください。

3年と言う期間を設けることで、短時間でその仕事をものにすると言う気になり、結果的に仕事も効率的にすることができます。

また、短い期間なので、ここまでやったら次に行くと言う思考を持てるので、必要以上に思いつめる必要ありません。

 

会社に使われる側としてではなく、会社を使い倒す位の気持ちで思って、自分のやりたいこと、望んでいるキャリアをどんどん自己主張していきましょう。

 

会社も意思のない人よりも、意思のある人に投資したほうが効率的だからです。

 

キャリアの考え方も時代とともに変えていかなければいけない

 

以前までの考えは先ほどの考えと全く異なった考え方でした。

 

会社である程度の成果を残すためには、嫌な事でも我慢して継続して続けると言う考え方が一般的でしたが、今日においてはその考えの方は通用しなくなってきています。

 

昔の考えでは1つの会社に長くいて、専門性を磨くと言う考え方が当たり前でしたが、現在では複数社にわたりキャリア経験を積む方が圧倒的に人材価値が高くなっています。

 

しかし、このキャリアの考え方は競合で認知の齟齬が生まれており、多少緩和されてきましたが、やはり段階世代の中では長期にわたる継続こそが美徳と言う考えが定着しています。

 

確かにこの考え方は間違ってはいません。

継続なしには成功はありえないからです。

しかしこの考え方は、正しい継続の仕方と言うことが前提になってきます。

 

自分の方向性、やりたいこと、なりたい姿が正確に定まっているからこそ、正しい継続をすることができるのであって、それもなしに何振り構わず努力を継続しても、かけた投資時間に対しのリターンは少ないと考えられます。

 

③大企業ほど人事異動と根回しを活用する

 

あなたが勤めている企業が大企業であればあるほど、真っ向勝負を挑んでも勝率が低くなります。

 

それは何故かと言うと、実力だけが全治評価に直結しているわけでは無いからです。

 

大企業になれば、評価する対象、関わる人の人数も相対的に多くなります。

人は誰にでも受け入れられると言う事はまずありませんから、ドンダケ実力を発揮して、結果を残していたとしても、周りに足を引っ張る可能性があります。

ありもないうわさを立てられたり、ひがみや嫉妬による悪評価をつけられたり、実力以外の能力が影響してくる可能性が往々にしております。

 

だからこそ周囲との人間関係、周りといかに折り合いをつけてうまくやっていくかと言う根回し力が必要になるのです。

 

戦略的に子会社に移り経営課題を解決することでエリートを演出

 

根回し力を最大に使い、人事に自分のやりたい仕事をふとした瞬間に伝えていきます。

人事もその内容を聞き、ある程度その人のキャリアの方向性を定めていきます。

 

では具体的にどのキャリアを選べばより高い人材になるのか。

 

それは自分の裁量が大きく持てる職場に移動することです。

具体的に著者は子会社への出向して、経営課題を解決するということを例にしてあげています。

 

ここで、ある程度経営課題を解決し、結果を残すことができたならば、エリート人材としてあなたの存在感を演出することができます。

 

成長期のタイミングで任せられるようなポジションにいる

 

もう一つお勧めのキャリアの描き方としては、成長している事業に発足メンバーとして、名乗りを上げることです。

 

この発足メンバーは、声がかかり選出されることが多いです。

ではどんな人が声をがかかるのかと言うと、ある程度経験を積み、次の仕事えとステップアップしていく段階にある人が選ばれる可能性が高いです。

 

冷静に考えて、目の前の仕事でいっぱいいっぱいの人にこんなおいしい仕事は回ってきません。

だからこそ、今の自分の仕事に納得いっていない人であればあるほど、自分の今の仕事を効率的に終わらせ、余裕があるように演出することでいわゆる花形部署への道が開きます。

 

北風小僧のあとがき

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

この本を夢は、キャリアアップの考え方や、細かなテクニックまで書いてあります。

でもそれは、自分の意思があって初めて使えるないようになっていると感じています。

まずは自分がどうありたいのか、どこに行きたいのか、何をしたいのかという根本的なものを見直し、キャリア考えていく必要あります。

 

理想のキャリアを追い求めるだけが人生ではありませんし、1億人いれば1億通りの考え方と正解があります。

 

この本をヒントに1人でも多くの人が充実した未来を送れるように祈っています。