個性を奪われる4つの本当の要因がここにあります。
人は誰しも自分らしく生きたいと思っている反面、その自分らしさを失いながら生きているひとが大半なのではないでしょうか。
もしくは、「自分らしさ」とは何か考えることをやめてしまった人も中にはいないでしょうか。
これからは集団から個人の時代といわれる世の中でこの本当の自分らしさを失うということは致命的です。
その典型的自分らしさを奪われる4つの要因の解説とその対処法を今回は紹介していきます。
①内発的なモチベーションが不足している
私たちは普段様々な仕事をしていると思いますが、心の底からこれが天職だと思って働いている人が何人いるでしょうか。
ほとんどの人が自分ができる範囲内で、与えられた仕事をしているのではないでしょうか。
その中で、やらなければならないことは山ほどあり、これに大部分の時間をとられていると思います。
忙しさの中で仕方なしにやっている人。
むしろ忙しいがゆえに本当に自分がしたかったことを見失っている人もいるのではないでしょうか。
自分がやりたいことが何か。やりたくないことが何なのか。
それすらもわからず迷宮入りしている人も少なくはないと思います。
そういう状況に置かれてしまうと、内発的なモチベーションを見出すことは難しく、労働の対価としてお金をもらうことが目的になってしまいます。
これでは自分らしさを出すというよりも、機械的にその場その場で仕事をこなしていく、いわばコンピューターと大差なくなってしまいます。
②インプットの量が少ない、または幅が狭い
今の時代、情報が溢れすぎて何がよくて正確な情報なのか判断することが難しくなってきています。
テクノロジーの発展は恐ろしいもので、自分が使いこなせていると思っていても、実は無意識のうちに情報を刷り込まれていて、主体的情報収集ができていないのが現実です。
例を挙げてみると、SNSが典型的例と言えるでしょう。
SNSのタイムライン上では、多くの情報が飛び交っています。
しかし、それは受動的な情報収集であって決して自分から取りに行った情報とは言えないでしょう。
さらに、そういった情報は1元情報からかなり加工されており、わかりやすさはあるもののその本質を見誤った解釈をしてしまう可能性もあります。
また、そういった情報は多くのマジョリティの意見が反映されていることが多いので、あなた個人の独創的な発想を殺す毒薬にもなりかねません。
やはり、難解な1元情報にふれるのが最も効果的で信頼ができます。
③独自性に欠ける
先ほどの例と似ていて、これもやはりSNSの普及により、より多くの人からいいねをもらうために独自性のある意見よりも、大衆が好むような意見を優先させるがゆえに独自性が失われてきています。
時に必要以上につながりすぎてしまう世の中で、独自性を持った意見を放つことは勇気のいる行為になりつつあります。
それよりかは誰かが言ってそうな当たり障りのないコメントを書くほうが圧倒的にリスクは減るので、無意識のうちに思考が一般化してしまうのです
④アウトプットが不足している
アウトプットの本が最近やけに流行っているのは、圧倒的にアウトプットが不足しており、その重要性を再認識するためだと私は思っています。
今の時代、インプットしようと思えば、インターネット、本、ニュースアプリ、セミナーなど様々な方法ですることができます。
しかし、インプットしただけで満足し、実践する人は1割程度でしょう。
アウトプットする効用は記憶の定着化もありますが、その人個人の独創的考えを発信し、自分が何を感じ考えたかを認識することだと思っています。
同じニュースでも切り口が違えば見方考え方は変わってくるし、その人なりの視点を生む良いチャンスでもあります。
スケジュールに余白を作ることで自分の考えを見つめなおす
マイビジョンの時間予約
自分の思考を見つめなおすには、習慣化が一番です。
といってもこれが一番難しくて、なかなか継続して行うことができません。
だからこそ価値があり、1日のスケジュールの中で先にこの時間を予約してしまうのが有効的でしょう。
毎日決まった時間に自分を見つめなおす時間をとっている人は何をやるのにも生き生きしていて、迷いがありません。
まずは時間の確保を。
マイビジョンの思考方法
これで時間の確保はできました。
あとは実行するだけです。
頭の中で考えるだけでも、効果はありますが、実際に手を動かし書き出してみるのが一番いい方法かと思います。
この時時間を無制限に設けるとだらだらと思考をしてしまうので、自分の中で時間制限を設けることでより良質なアウトプットができます。
できれば少し高くても自分のお気に入りのノートを購入に見開き2ページに頭に思い浮かんだ考えをどんどんと書き出していきます。
整理はせずにとにかくかきだします。
この習慣を身に着けることで自分の思考パターンの欠点やいままで隠してきた本当の自分のやりたいこと、考えに気づくきっかけにもなりえます。
テクノロジーが発展した現代ですが、敢えてアナログなペンとノートで書き出すことで、より素の自分に近づけますし、集中力をそがれることもありません。
本当の自分に気づくことはたやすいことではないですが、日々コツコツと取り組めば、きっと自分を変えるチャンスが巡ってくるはずです。
本当の自分にうそをつかず、一度きりの人生悔いなく生きていきましょう。