今日読んだ本の言葉が胸に刺さり、これまで蓋をしていた考え方を開けられたような気分になった。
その本に書いてあったことがこれです。
夢を追いかけるのを忘れて、安定した人生を選んだ人間は、言ってみれば「退屈な人生を生きる終身刑」を自ら課しているのに等しい。
この言葉が私に響いたのは、私がこの生活にも慣れ、このまま平和に暮らしていければ、いいかなと心のどこかで感じていたからだと思います。
もちろん私自身は、このままで終わっていいとは思っているつもりはありませんでしたが、環境に慣れるにつれ、自然と安定を心地よいと感じてしまっていたのです。
決して安定が悪いことだとは言いません。むしろ、安定して生活できていることが幸せですし、そういった生き方も尊重されるべきだと思います。
考え方は人それぞれで私自身もまだ、どの考えが自分に一番合っていて、幸せに生きることができるのかわかっていません。
もしかしたら、一生わからず人生を終えてしまうのかもしれません。
ただ、私は安定して将来が明確に予測できる人生より、これから先全くどうなるかわからない人生のほうが遥かに楽しいと思ってしまっています。
これがよいか悪いかは別として自分がどう考え何をしたいのかが一番大事だと思っています。
だからこそ、この言葉が刺さりました。
また、そのあとに幸せに成功するためには自分の大好きなことを仕事にしなさいと書かれています。
自分の好きなことを日常的に少しずつやることで人生ですべきことが見えてくるかもしれません。
自分の心にうそをつかず、正直に生きたいところです。
自分が好きで好きで仕方ないことであれば、他人にどう思われても関係ないし、時間を忘れ仕事をすることができます。
労働時間や給与だけが幸せの指標にはなりません。
好きなことを正直にやるのが、一番手っ取り早い方法なのかもしれませんね。
だからみんな好きなことをしよう!というので、終わっているのが普通の本ですが、この本の良いところは落とし穴まで教えてくれることです。
好きなこと探しに出るときに気を付けることとして、大事なものが一つあるといいます。
それは、自由な心を持つこと。
自由な心なしでは人生の目的にたどりつくことはできない。
自由な心を持つには、自分が本当にやりたいこととが何なのか知ることと、今やっていることを愛することの二つのバランスが必要だと言っています。
好きなことに飛びついても結局何が自分のしたいことかわからなくなってしまうんですね。
具体的にどうすればいいか。
「大好きなことに巡り合う方法は、今やっていることが何であれ、それを愛することだ」
この考え方はすごく良いと思いました。
実際に自分が何をやりたいかもわからず、面白そうなことに飛びついてものの結局そこまで情熱を注げるものではなかったということは多々あると思います。
まず、目の前のことを愛せない人が、本当の情熱を見つけることができるはずがなかったんですね。
自分のしていることを好きになることでさらに深く知ることができ、本当に自分のしたいことが見つかるという好循環が生まれるのです。
自己分析と今あるものを一生懸命愛すること。
それが人生を変え、切り開くツールだと信じて、1日1日を大切に生きたいと思いました。
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