お金持ちになる以前に人として大切なことが書かれている本。
なんのために生きるのか。
強くそう考えさせられた本だった。
本書では、お金の達人とも読み取れる師と主人公の対話をもとに作られており、読んでいるうちにどんどん引き込まれていくようだった。
お金と聞けば、少しいやらしい印象を受ける方も多いかもしれないが、お金によって多くの人に幸せを分け与えることができるこの本の内容を読めば、もらう側より与える側になりたいと感じた。
そんな本書で印象に残ったものをいくつかピックアップしていく。
- 自分を知り、大好きなことをやる
夢を追いかけるのを忘れ、安定した人生を選んだものは「退屈な人生を生きる終身刑」を自ら課すことになる。
- 直観力を養う。
どれだけ頭で考えてもダメなことはある。
ならば、自分の直観力を信じ、磨いていく。
- コミュニケーションには2種類ある。自分の内面とのコミュニケーションと自分の外側とのコミュニケーション
自分の内面とのコミュニケーションを深め、なぜそうしたいのか。
何をしたいのか。
常に問い続ける必要がある。
これができないと死ぬまで、幻想の中で生きることとなる。
- 偉い人には、あたかも彼が偉くないかのように接しなさいl。偉くない人には、あたかもその人が偉い人のように接しなさい。
普段から彼らは、そんな接し方をされたことがないから、あなたを特別な人間として認識するだろう。
- 目標達成に失敗する理由
すべきことを目標にしている。
目標を達成するモチベーションが続かない。
具体的なステップがない
期限がない
- 意識の違いが人生の差をつける
豊かさ意識を持つこと。豊かになると信じることで、豊かさを引き付けることができる。
- 決断力
何も決めないことが一番の落とし穴
- どんなことも意図的に決める
- 人生の価値観、優先順位をはっきりしておく
- 決められないときは、自分が納得できるまで待つ
- 決断に失敗はないことを知る。
- 一度決めたら断固たる態度で前に進む
- 失敗とはあきらめたときのみに起きる現象
失敗をどうとらえるかは自分次第。
シンプルに成功するまでやり続ければいい。
さすが名著と呼ばれる本だけあった。
要所要所で人生の格言とすべき言葉があった。
お金というよりかは、幸せにフォーカスしている本なので、お金に対してアレルギーを感じている人がいれば、まったく違う世界に行ける1冊になるに違いない。
ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)
- 作者: 本田健
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/02/09
- メディア: 文庫
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